融資を使って不動産を購入する際、借入金額によって専門用語があります。
<不動産購入時>
①融資9割 + 自己資金(自分のお金を使用)1割 + 諸費用
②融資10割 (俗にフルローンと呼ぶ) + 諸費用
③融資10割 + 諸費用込み (俗にオーバーローンと呼ぶ) ← 今回の用語
上から順番に説明します。
①は自己資金が必要な場合で特別な呼び方はありません。 この場合は、不動産価格だけでなく購入の際に必要な諸費用も自分で払わなければなりません。
②は不動産価格分はすべて融資で払うことが出来ますが、諸費用は自分で負担します。 ①よりは自己資金を温存することが出来ます。
③は不動産価格分と諸費用もすべて融資で払うことが出来、自己資金を一切減らさずに済みます。
どんどん規模を拡大するためには、③のパターンで行きたいでしょうけれど 自己資金を温存出来る分、毎月のキャッシュフローが減るという事を理解しておきましょう。
①と③を比べてみると 自己資金で110万円の差 キャッシュフローで0.7万円の差があります。
①は自己資金が減るが、月のキャッシュフローが③より+0.7万円多い
③は自己資金は減らないが、月のキャッシュフローが①より-0.7万円少ない
自己資金分回収するまでの期間は、約13年掛かります。 自己資金を使う・使わないではどれだけ違いが出るか多少は分かってもらえたでしょうか?
どれが良い悪いはありません。購入者の考え方もありますし、融資を出す金融機関によっては フルローン・オーバーローンは出来ないところもありますし、出来るところもあります。
自分でしっかり戦略を立ててから、行動に移したほうが無駄が少なくて済みますよ!
計算アプリなんかも無料でありますので、自分にあった物を探して色々シュミレーションして みてはいかがでしょうか?