ほとんどのアパートには、キッチンや給湯器が設置されていると思います。それらのガス設備を使うためには、ガスが必要になります。
一般家庭だと最近ではオール電化でIHコンロやエコキュートなどの設備もありますが、アパートやマンションなどの賃貸ではほとんど見られませんね。
ガス設備に使われるガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類があります。
アパートのガス設備にはどちらが良いのでしょうか?
入居者目線&大家目線それぞれで見た場合のメリットとデメリットを比較してみましょう。
都市ガスのメリット
大家
- ガス料金が安いので、入居者へアピール出来る
入居者
- 料金が安いので生活費を節約出来る
どちらにしても、ガス料金が安いことがメリットになりますね!どこまで入居者のアピールになるかは分かりませんが。
プロパンガスのメリット
大家
- 設置のための初期費用がかからない。
- エアコンや給湯器などのガス設備を、プロパンガス会社負担で無料で購入&設置してくれる。
新築に限りますが、初期費用が不要なのはいいですね。またガス設備の無料設置は大家にとって、とても嬉しいサービスですね!設備更新費用は高額になるので、とても助かります。
ただ、ガス会社によってサービス内容が異なるので確認は必要です。
入居者
- 新しい設備を使える。
- 災害が発生した際でも、復旧が早い。
入居者としても、古い設備より新しい設備を使いたいですよね。また、日本は災害が多いので復旧が早いのも助かります。
次にデメリットを見てみましょう。
都市ガスのデメリット
大家
- 初期費用が高い
- 貸与契約が無いため、設備更新の恩恵を受けられない
初期費用は、新築を建てる時だけ負担増となりますね。設備更新は大家の自腹になるので、古くなってきて故障した場合多くの費用がかかってしまいます。一度に何十万もの出費となることもあるので、きついですね。
入居者
- 災害発生時に復旧に時間がかかる
地中に埋めた配管よりガスが送られるため、設置費用が高いです。また、災害発生後の安全確認に時間を要す場合もあり、復旧が遅れる場合があります。
プロパンガスのデメリット
大家
- 貸与契約により、途中解約すると残存価格を支払わなければならない
10年前後の償却期間により、償却期間を過ぎる前に契約を解約してしまうと全額大家が支払わなければいけなくなります。数年で解約すると、100万円以上の支払いとなる場合もあり注意が必要です。
ただ、中には新規契約のガス会社が負担してくれる場合もあるので確認してみるといいですね。
入居者
- 使用料金が高い
都市ガスと比べると、使用料が高くなる場合がほとんどです。都市ガスの料金を経験している人は嫌になって退去してしまうかもしれません。
結論
料金が安くて、貸与契約を結んでくれるプロパンガス業者を探し出し契約せよ!
都市ガスの選択は、あまり賢明ではないと私は思います。ただ、東京など都市ガス普及率の高い大都市ではこの限りではないと思いますが。
最後まで読んで頂きありがとうございました。